私たちの理念


policy

   「依頼者の本当のニーズに合った,オーダーメイドのリーガルサービスを提供したい。」 -Problem Oriented Legal Service

 現代社会において,法律問題は多様であり,一つとして全く同じ事件はありません.
 私たちは,弁護士として法的手続を迅速・的確に遂行することは当然として,どの分野であっても,依頼者の抱える悩みにフォーカスし,その解決のために最も合理的な選択は何か,依頼者の立場で考え,依頼者の本当のニーズに合った,オーダーメイドのリーガルサービスを提供したいという思いで,当事務所を設立致しました.
 そのために,私たちは,このようなことを大切にしています.

1.リーガル・カウンセリング

 法律問題の解決は,個々の事案に応じた適切な対応方針を取ることができるかどうかにより,ほとんど決していると言っても過言ではありません.
 適切でない法的手段をいくら懸命に実行しても,真の解決につながらない場合もありますので,そのようなことは避けなければなりません.
 そのためには,まずご依頼人のお話をじっくりお聞きし,かつ,法律家が必要な情報を十分に分かりやすく提供して,「ご依頼人が解決したい悩みは何か」「今,どうしたらよいのか」ということをご依頼人の立場で考えることが必要不可欠です.
 当然のことながら,「弁護士に任せたけれども,今どうなっているのかわからない」とご依頼人が取り残されるようなことがあっても,反対に,大事な決定をご依頼人に丸投げしてしまうようなことがあってもなりません.リーガルサービスにおいても,医療と同様,インフォームド・コンセントに基づき,ご依頼人と弁護士が二人三脚で対応していくことが重要なのです.
 私たちはそのために,ご依頼人とのコミュニケーションを大切にしております.

2.専門性

 法律問題の解決には,的確な法律知識・法的判断が必要であることはいうまでもありません.
 当事務所は,法律のプロフェッショナルとして,当然のことながら,カンや経験に依拠するのではなく,必要十分な知識・調査とディスカッションに基づき,ご依頼人に納得いただける分かりやすいご説明を提供するよう努めております.

 更に,現代特有の法律事案に対処するには,法律知識はもちろんのこと,各分野の専門知識が欠かせません.
 当事務所は,各弁護士が,法律知識はもちろんのこと,IT・インターネット,外国語・外国法,医学・公共保健医学など各分野について日々研さんを重ね,アップ・トゥ・デイトの状態を維持すべく努めています.
 特に,医療訴訟・法務,犯罪被害者支援およびその周辺分野については,在籍弁護士全員の共通の注力分野として,研究活動,公益活動にも広く参加しております.

 また,関係士業,医師その他専門家の助力を得ることも厭いません.
 法律知識のみに基づいて裁判の手続をただ進めるのではなく,知識を総動員し,目の前の問題にどのように対処すべきかを考えて行くことが,より直接的に依頼者の安心につながると考えているからです.

3.共同受任によるチームワーク

 一件一件の事案に合わせて的確に対処するためには,多角的な視点が欠かせません.そこで,当事務所では,複数弁護士による共同受任を原則としております.
 これにより,各弁護士の得意分野やキャラクターを活かすことはもちろん,事案の見通し,方針について弁護士相互に活発な相談・意見交換を行い,独善的な見方をしていないか,他の考え方はないかといった点につき自己チェックを働かせ,チームで弁護活動を行っています.
 いわば,弁護士全員が,依頼人一人ひとりのための専属のピットクルーチームとなるのです.

 このようなオーダーメイドのリーガルサービスをより多くの方に,より身近にご利用いただくため,私たちの事務所は日々進化を続けていますが,創設当時の理念は変わりません。
 所員一同,皆様のお役に立てる時を楽しみにしております.